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神的抗日ドラマを科学する その弐
ここんとこ よく話題になる中国の神的抗日ドラマ
なんですが かなり無茶苦茶な内容のようです
自分は怪しい伝説や空想科学研究本が大好きなので
この中国プロパガンダの神的抗日ドラマをちょっと
科学的軍事的に考察してみたいと思います
大和タケル 抗日ドラマ 神的設定壱
「各兵士がそれぞれ150キロの爆薬を運ぶんだ。わかったな！」
」
一人当たり 150キロの爆薬を運ぶ兵士
これはまたすごい神設定です
彼らも歩兵に所属してると思いますが
コンバットなどのWW2のドラマを見ると
銃にメット 予備弾帯程度の相当に
軽装なスタイルを見ることが多いです
持っても背嚢程度で合計しても
せいぜい十数Kg程度でしょう
参考に陸自のレンジャー部隊は訓練で
約30kg以上の装備をつけて 行軍や
スキー訓練をするといわれています
米のマリンコや各国の特殊部隊もだいたい
この程度の装備重量と思われます
しかし この神設定ではその5倍もの重量です!
彼らが身長2mを超える巨漢ならともかく
普通程度の身体だとして 体重も70Kg程度なら
現在の重量上げの世界記録は中国の廖輝選手で
スナッチ 166kgとなっています
これなら150kgは持ち上げられるでしょうが
重量上げはほんの一瞬です
ですが身に着けて行軍するとなると
少なくても数時間はかかるでしょう
つまりこの神設定兵士たちは 重量上げの
世界記録保持者を遥かに超える身体能力の
持ち主ということになります
しかも持っていくのは爆薬だ!
またもっと任務を困難にしているのが持っていくのが爆薬だという点です
これが水や食料などなら ある程度ラフに
扱っても文句は言われないでしょう
ですが爆薬となるとまったく話が違います
大変に危険なことで 砲弾の行きかう前線を
大量の爆薬を持って移動するのは気違いざたです
ドラマを見てないので どんな種類の
爆薬か分からないのが残念ですけど
発火しやすく また変質にも弱いですから
多分 黒色火薬ではないと思います
更に手榴弾や砲弾なら 爆薬とは言わないので
これも違うでしょう
当時は既に米軍はプラスチック爆弾C2を
使っていましたが中共兵士が使っていたとは
思えないので これはおそらくダイナマイト系
だろうと思います
ダイナマイトの製造メーカーでは用途に
応じて1本50g〜750gのものを作っている
そうですが ここでは1本500gとしておきます
すると2本で1Kgなので 150kgだと一人当たりの
ダイナマイトの量は なんと300本!
これだけの量のダイナマイトを背負うこと
になるでしょう
ところで これだけのマイトとなると
どれくらいの破壊力でしょうか?
変換式を使うと 1000kcalはダイナマイト1kg
1kcal=1TNTなのでダイナマイト150kgなら
150000kcal=150000TNT相当になります
更におもしろい話として250kg爆弾に詰められる
火薬の量は120kg程度だそうです
つまり爆薬だけ150kgあれば 爆発力だけなら
250kg爆弾を上回るわけです
(落下の運動eや破片等は除く)
ダイナマイトはコンクリートの柱も数本で
破壊できるそうなので これはかなりの
威力でしょう
ただし ダイナマイトだと運搬用の
木箱なども必要であり総重量は200Kgを
超えそうですが 資料を見るとダイナマイト
200本入りの木箱がありましたので
一度に数百本を運搬するのはまったく
不可能というわけではないようです
結論 150キロの爆薬を運ぶには重量挙げ
メダリスト以上の体力の兵士が必要だが
その威力は250kg爆弾に匹敵する
. ∧∧
. ／ 支＼
（ ｀ハ´）<150kg搬送男子漢，大丈夫 任務完了!
.｀ 超人すぎるだろ!
* ∧＿∧ ∧_,,∧
（# ´Д｀）⊃)) ハ´）aiyo!
（つ ／ / ノ とソ
⊂ ） ) ⊂ ⊂ ,ノ
∪ ソ